そもそもkindle出版とは?最初に知っておきたい5つの基礎知識を紹介
「そもそもkindle出版って何?最初に基礎を知っておきたい」
「出版することでどんなメリットがあるの?」
手軽に誰でも自分の想いを伝えられる電子書籍。
kindle出版は、Amazonのシステムを利用して電子書籍を出版する方法です。
出版には興味があるけれど、まずは基礎知識を得たい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、下記の内容を詳しく説明しています。
- kindle出版とは
- kindle出版でかかる費用
- kindle出版のロイヤリティ(印税)
- kindle出版のメリット
- kindle電子書籍の出版方法
kindle出版の基本を抑えておきたい方は、ぜひご覧ください。
kindle出版とは
kindle出版とは、Amazonの出版システム「kindle ダイレクト・パブリッシング」を利用して、電子書籍や紙の書籍をセルフ出版できるサービスです。
一度、出版をすればいつでもAmazonから購入してもらえるため、近年需要が高まりつつある出版方法です。
【電子書籍の市場規模】
画像引用元:インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告書2023」
また、紙の書籍の市場規模は年々減少している傾向にあります。
【紙の書籍の市場規模】
画像引用元:出版科学研究所「日本の出版統計」
紙の書籍は出版社を通して自費出版しようとすると「100万円〜500万円」ほどの費用がかかるといわれています。
kindle出版であれば、電子で販売したものを紙の書籍にして出版することも可能です。
最初から最後までの工程をすべて自分1人で作業することができれば、0円で出版できます。
電子書籍は誰でも手軽に出版できることから、自分を知ってもらうための「自己ブランディング」にも利用されているのです。
kindle出版でかかる費用
kindle出版は、すべての作業を1人で進めることができれば、0円で販売できます。
出版する際には表紙のイラストが必要になりますが、絵を描くのが不得意な方は、ココナラなどでイラストレーターに外注するとよいでしょう。
表紙イラストの相場は3000円〜が多いようです。
また「伝えたいことはたくさんあるのに、文章が書けない」方は、出版代行に依頼する方法もあります。
電子書籍はただ出版しただけでは、なかなか売れません。
売るためには、書籍の内容にニーズがあるか執筆する前に調査する必要があります。
また、日頃から文章を書き慣れていないと読者に刺さる内容にならないことも。
「せっかく出版するなら手ごたえを感じたい」という方は、出版代行への依頼を検討してみてもよいでしょう。
出版代行について更に詳しく知りたい方は電子書籍(kindle)出版代行はどこがいい?選び方・費用相場・出版までの流れなどを解説を参考にしてください。
自費出版の体験談はkindle自費出版やってみた!印税収入・必要な準備や手順・注意点などを解説にまとめてあります。
kindle出版のロイヤリティ(印税)
kindleで書籍を出版するとき、以下の販売方法があります。
- 書籍に価格を設定して販売
- kindle Unlimitedで販売
kindleUnlimitedで販売をするかは、任意になります。
また、各販売方法によってロイヤリティの計算の仕方が異なるため、それぞれ見ていきましょう。
※kindle Unlimitedとは:月々の定額料を支払うと、kindle本を利用期間の制限なく読み放題できるサブスクリプション。すべてのkindle本が対象ではなく、KDPセレクトに登録された本が読み放題の対象となる。 |
書籍に価格を設定して販売
書籍に価格を設定して販売するときのロイヤリティは、35%または70%のどちらかを選択できます。
ロイヤリティ35%と70%では、設定できる最低希望小売価格、最高希望小売価格が異なります。
ロイヤリティ | 35% | 70% |
最低希望価格 | 3MB未満:0.99ドル 3MB以上10MB未満:1.99ドル 10MB以上:2.99ドル | 2.99ドル |
最高希望価格 | 200ドル | 9.99ドル |
(※2024年4月時点でのロイヤリティ)
70%のロイヤリティを選択するには、KDPセレクトへの登録が必須です。
KDPセレクトに登録すると、自動的にkindle Unlimitedの対象書籍に追加されます。
kindle Unlimitedで販売
kindle Unlimitedで読まれた本のロイヤリティは、読まれたページ数×約0.4~0.5円です。(※ページ単価は毎月変動します)
読者が初めて読んだページ数のみがロイヤリティの対象になります。
下記画像は、ロイヤリティの管理画面です。
一番右の「既読 KENPC」がkindleUnlimitedで読まれたページ数を表しています。
kindle出版のメリット
kindle出版は、印税の他にもさまざまなメリットがあります。
というよりも、印税以外のメリットのほうが電子書籍の魅力といってよいでしょう。
お客さまとの懸け橋になったり、自己ブランディングにもつながったりします。
【kindle出版で得られる主なメリット】
- 事業の認知拡大・集客に役立つ
- 商品・サービスの信頼性が高まる
- 自分を知ってもらう名刺代わりになる
事業をしている方であれば、よりメリットを実感できるでしょう。
電子書籍は紙の本の1/5の文量で出版されるため、読んでもらいやすいのも特徴です。
下記では、それぞれのメリットについて詳しく説明します。
事業の認知拡大・集客に役立つ
一定の情報を伝えたいときは、時間がかかるものです。
しかし、電子書籍であればまとめて情報を詳しく伝えられます。
電子書籍を通じて企業・個人への理解を深めることができるのです。
また、お客さまになってほしい層だけにアピールできるのもkindle出版の魅力のひとつ。
ターゲット層をしぼってからタイトルを決めることで、タイトルに惹かれた読者に向けて事業・商品・サービスの魅力を伝えることができます。
電子書籍に会社のホームページを載せたり、公式LINEを載せたりすることで集客にもつながりやすくなります。
商品・サービスの信頼性が高まる
書籍で商品・サービスの魅力を分かりやすく伝えることで、見込み客への信頼性が高まりやすくなります。
お客さまの信頼を獲得しておくことで、後は商品・サービスへの申し込みに「背中を押すだけ」の状態をつくることができるでしょう。
電子書籍で商品・サービスをアピールすることは、お客さまが商品・サービスを探すときの決め手につながりやすくなるのです。
また、他社との違いを紹介することで、権威性の向上にも役立てられます。
自社ホームページ、広告では文字数が限られているため、電子書籍で伝えたい情報をより明確に発信し、自社を深く知ってもらうことができます。
自分を知ってもらう名刺代わりになる
自己紹介をするときに名刺代わりに電子書籍を使うと、話のネタになりやすいため、相手と打ち解けるスピードが早くなるでしょう。
後日、読んでもらえることで、あなたが「どんな人」か知ってもらえます。
そのため、警戒心を和らげ、交友関係を広げるのにも役立つのです。
出版後は、名刺の裏に電子書籍販売ページの「QRコード」を記載しておくことをおすすめします。
kindle電子書籍の出版方法
kindle電子書籍の出版方法は以下のとおりです。
- 本のコンセプトを決める
- 骨子を作成する
- 執筆
- 編集・校正
- 表紙イラストの作成
- 原稿をE-PUB化(Wordでも入稿可)
- KDP登録
- 出版手続き
まず、執筆する前に書籍のコンセプトを決める必要があります。
事前に決めてほしいコンセプトは、以下のとおりです。
- どんな人に読んでもらいたいか
- 読者に書籍を通して何を伝えるか
- 本を読んだ読者がどうなってほしいか
コンセプト設計は、書籍を売るために非常に重要な要素になります。
例えば、ファンの多い有名人が出版するのであれば「自己表現」「個人の話」の内容でも手に取ってもらえるでしょう。
しかし、一般の人の場合は「あなたを知ってもらう」ところからスタートしなければなりません。
読んでもらえるためには、読者(ターゲット層)にとって「ためになる」「知りたかったこと」「悩みを解決できる」内容のタイトルにしたうえで、執筆するとよいでしょう。
まずは、読者にとって有益な情報を提供したうえで、あなたが「何者か」を知ってもらえる流れで作成することをおすすめします。
そのためには、書籍を読んでもらいたい読者(ターゲット層)と本の内容がマッチする必要があります。
事前に手に取ってほしい読者を決め、読者が何を求めているかをリサーチし、コンセプトを設定することで、書籍の内容がぶれずに済むでしょう。
もし、日頃の生活をしながら執筆が難しいと感じる場合は「出版代行」に依頼を検討してみるのもおすすめです。
出版代行について更に詳しく知りたい方は「電子書籍(kindle)出版代行はどこがいい?選び方・費用相場・出版までの流れなどを解説」の記事を参考にしてください。
ご自身で出版してみたい方は【kindle出版方法】初めてでもできる!かんたん9ステップの記事も参考にしてみてください。
kindle出版を代行依頼するなら「ひさいず出版」にご相談ください
「ひさいず出版」はお客さまから丁寧にヒアリングをしたうえで、原稿を仕上げていきます。
お客さま自身が気づいていない「お客さまの強み」「商品・サービスの強み」を深堀りし、読者に共感してもらえる原稿を作成します。
出版手続きサポート、その後の告知まですべてまるっとお任せください。
その他ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。
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