kindleで出版するときの理想の文字数・ページ数・設定価格は?実例を元に解説!
「kindleで出版する前に執筆する文字数やページ数を知っておきたい」
「文字数・ページ数に対して、価格はどのように設定するの?」
kindle出版は紙の書籍と比べると、文字数・ページ数が少なくなる傾向にあります。
その一番の理由は「読者の負担を減らすため」といえるでしょう。
本記事では、以下の内容について詳しく説明しています。
- 【実例あり】kindleで出版するときの文字数・ページ数の目安
- 文字数・ページ数に対する販売価格設定
- 文字数・ページ数を増やすポイント
理想的な文字数・ページ数・価格設定などを知って、出版準備に進みたい方はぜひ参考にしてください。
【実例あり】kindleで出版するときの文字数・ページ数の目安
kindleで出版するときの文字数は、1万5000文字〜2万文字ほどを目安にするとよいでしょう。
原稿用紙だと、37.5枚〜50枚分です。
一方で紙の書籍の平均文字数は、文庫で10〜12万文字、新書で8〜12万文字ほどといわれています。
なぜ、電子書籍では文字数が大幅に減るかというと、読者の負担を減らして離脱を防ぐためです。
パラパラめくれる紙の書籍と比べて、電子書籍は読み飛ばしがスムーズにできません。
また、kindleはスマートフォンで読む場合、ページ数が表示されません。
今どれくらい読み進めたかを%で確認します。
さらに、スマートフォンの明るい光によって、長時間の読書は目が疲れやすくもなります。
このような電子書籍の特徴から文字数が多いと、読むための心理的ハードルが高くなりがちに。
そのため、最後まで読んでもらうには、紙の本の1/5程度である2万文字ほどで出版することをおすすめしているのです。
下記では、実際に筆者が出版した書籍を事例に、文字数に対してのページ数も紹介します。
【実例1】ノウハウ本
在宅ワークの実体験を元に、webライターの始め方のノウハウをまとめた1冊です。
総文字数20,601文字に対し、83ページになりました。
【ノウハウ本】
こちらの書籍では、公式LINEへ登録してくれた方に「読者限定の特典」をプレゼントしています。
【実例2】自伝本
過去のトラウマ体験から回復するまでの道のりを書籍化した1冊です。
総文字数18,607文字に対して、83ページになりました。
【自伝本】
ノウハウ本と比べて文字数が2,000文字近く少ないのに対して、ページ数が一緒になったのは、挿絵を多く入れたからです。
【kindle出版】文字数・ページ数に対する販売価格設定
kindleで出版する前に書籍の販売価格を決められます。
販売価格は著者が自由に設定できますが、基本的には出版する同ジャンルの本の価格帯を調べてから決めるとよいでしょう。(参考:KDP「価格はどのようにきめるのですか?」)
1万5000文字〜2万文字ほどの書籍であれば、250円〜500円ぐらいに設定しているケースが多いようです。
筆者も2冊ともに398円で販売しています。
出版直後は、5日間の期間限定で99円で販売しました。(販売価格は後からでも変更できます)
出版したばかりの頃は新着ランキングにも掲載されやすいため、手に取ってもらいやすい価格に設定するとよいでしょう。
【kindle出版】文字数・ページ数を増やすポイント
紙の書籍の1/5程度の文量とはいえ、日頃から文章を書き慣れていない人にとっての2万文字執筆は長く感じる作業になるでしょう。
時間と労力を節約したい方は出版代行に依頼する方法もあります。
出版代行については電子書籍(kindle)出版代行はどこがいい?選び方・費用相場・出版までの流れなどを解説をご覧ください。
文章は、いきなり書きだしてしまっては「何を書いているのか分からない」状態になりがちです。
下記では、執筆する前にしておいたほうがよい準備について解説します。
コンセプトを明確にする
まずは、書籍のコンセプトを決めましょう。
コンセプトの設定は、以下の内容を明確に決めることから始めます。
- どんな人に読んでもらいたいか
- 読者が抱えている悩み、知りたいこと
- 本を読んだ後、どうなってほしいか
「どんな人に読んでもらいたいか」を決めることで、書籍で何を伝えるべきか方向性が確定します。
例えば「過去のわたしのように〇〇に悩んでいる人」に向けて、執筆するのであれば悩みを解決するストーリーが書けるでしょう。
また、読者が抱えている悩み、知りたいことを深堀りしていくことで、書籍のネタを増やすことができます。
さらに「本を読んだ後、どうなってほしいか」を決めておくことで、書籍の目指すゴール(結末)がはっきりと見えてくるでしょう。
書籍を読んだ人が最後に「どんな気持ちになってほしいか」「どんな行動をとってほしいか」を決めたうえで、順序立ててあなたの物語を執筆してください。
章立てをしっかりと組み立てる
章立ては、書籍のもくじ部分にあたります。
章立ては書籍の設計図になる部分なため、非常に重要な項目です。
どんな素晴らしい建物もロジカルな設計図がないと、建設できません。
同様に章立ても、最初にしっかりと決めておく必要があります。
最初に「何を伝える章」であるかを決めておくことで、方向性が分かりやすくなり、文章の書き出しが迷子にならずに済みます。
対話した会話を元に原稿を作成する
事前に許可をとって対話を録音し、それを元に原稿化するのもおすすめです。
セミナーなどで1時間で話した内容を文字数にすると、1万8000文字〜2万文字になるといわれています。
そのため、対話したとしても2時間あれば電子書籍1冊分になるでしょう。
対話の場合は、会話の合間で質問してもらうことで濃いネタを見つけやすくなります。
誰かが疑問に思うことは、他の人も知りたい内容であることが多いからです。
PCの前で文章をひねり出すよりも、録音データを元に執筆していくほうが時短にもなります。
対話相手が近くにいる場合は、書籍の方向性を説明したうえで積極的に協力してもらうとよいでしょう。
kindle出版でサポートを受けたい方は「ひさいず出版」までご相談ください
ひさいず出版では、あなたの伝えたい想いを「言語化」するサポートを提供しています。
丁寧なヒアリングを元に、読者に刺さる内容をご提示させていただきます。
「何から始めていいか分からない……」そんな方は、お気軽にお問い合わせくださいませ。